BooT.oneリリース5周年記念イベント アフターレポート

2024.12.05

2024年11月28日に開催したBooT.oneリリース5周年記念イベント「BooT.oneが拓く、建設業の未来」のアフターレポートです。

おかげさまでBooT.oneは5周年を迎え、記念すべきこのイベントを開催することができました。たくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございます。

今回は「BooT.oneが拓く、建設業の未来」をテーマに、BIMの未来を担う高校生から、建築業界の第一線で活躍するエキスパートまで、さまざまな方にご登壇いただきました。熱い想いや貴重なノウハウが共有された、充実したイベントとなりましたので、その様子と各セッションのアーカイブ動画をまとめました。

アーカイブ動画フルバージョン >

第1部 BooT.oneが拓く未来

ファシリテーターに株式会社BIMプロセスイノベーション 代表 伊藤様をむかえ、未来を拓く、サスティナビリティ、技術基盤を作るの3つのキーワードをテーマに各社にお話をいただきました。

高校生が描く夢、日本の建設業の未来とBooT.one

建設業界の未来を担う高校生 結城様とJ-Studio 代表 落井様のセッションでは、まず結城様から「社会的なインパクトを与え、未来に残るデザインを生み出すことができるのか、壁画と建築の観点から追求する」をテーマに、BIM導入率が62%(2017年時点)であるイギリスへの留学に向けた意気込みを語ってくれました。またJ-Studioの落井様からは、彼女がJ-Studioで実施したインターンシップでどのようにAutodesk RevitとBooT.oneを活用し、BIMモデルを作成したかの紹介とともに、インターンシップを通して見た結城様の成長と、BooT.oneを使ったモデリング教育の可能性についてお話いただきました。

結城様のイギリスへの留学費用はクラウドファンディングも募っているので興味がある方はぜひのぞいてみてください。
クラウドファンディング詳細

サスティナブルに取り組む木造BIMとBooT.one

大和ハウス工業株式会社 本社 経営戦略本部 Future with Wood準備室 木造BIMグループ グループ長 大竹様と株式会社MAKE HOUSE 代表取締役 今吉様からは、建設業でサスティナブルを推進するための要となる木造(GX)✕BIM(DX)について、環境負荷を低減するための設計手法や、構造計算との連携など、具体的な事例を交えて解説されました。

国際規格によるBIMプロセス改革とConnecT.one Insight

美保テクノス株式会社 執行役員 BIM戦略部長 新田様と第一部のファシリテーターも務める株式会社BIMプロセスイノベーション 代表 伊藤様からは、BIM導入による業務効率化や品質向上を実現するためのプロセス改革についてお話しいただきました。美保テクノスで培ってきたBIMの導入によるメリットとデメリットを明確にしたうえで、現場が求めていることと、それを実現するためのプロセス改革の重要性を解説、同社の取り組みを紹介しました。伊藤様からは建設業界が直面するBIMの次の壁をテーマに、BIMマネージャーがISO19650の情報マネジメントを学ぶメリットとその方法についてお話いただきました。

第2部 BooT.one実務活用最前線

第2部では、応用技術のBIMコンサルタント 崔がファシリテーターを務め、第一部よりもより実践的BIM、BooT.oneへの取り組みを各社にご紹介いただきました。

Connect.oneQSを利用した足場発注の現状と今後の展望

株式会社杉孝 技術営業部 デジタルサービス推進課 課長 三宅様からは、足場施工BIM支援サービスのご紹介とともに、Non-BIMユーザー向けクラウドサービスである「Connect.one QS」を活用した足場発注の効率化について、具体的な事例を交えて解説いただきました。2D図面だけでは分からない干渉箇所の確認や数量算出の自動化により足場発注までの時間を平均約70%も減らすことができています。今後の課題と対策をふまえたうえで、足場BIMと安全による足場モデルの付加価値を高め現場の安全に貢献したいという熱い想いも語っていただきました。

YouTubeでBIMを学ぼう ダイスネクストチャンネル

株式会社ダイスネクスト デジタル1部長 石川様と同社のBIM1部 設計BIM1課 大川様からは、BIMをもっと活用したい方に必見のYouTubeチャンネル「ダイスネクストチャンネル」の紹介がありました。Autodesk Revit公式トレーニングガイドに基づいた解説動画は、初心者でも分かりやすく、BIMスキルを効率的に習得できます。チャンネル登録者数も増加中で、BIM学習の新たな定番となりそうです。

BooT.one総監督高取さんによる、気ままにBooT.one特別編

BooT.oneの生みの親、高取建築情報化コンサルティング株式会社 代表取締役 髙取様からは、BooT.oneの12月にリリースする最新情報や開発中の新機能を紹介いただきました。面倒な操作をカンタンに、法規チェック、ACC連携の3つをテーマに、ユーザーの要望を反映した機能強化が続々と登場。もっと使役してほしい、こんな機能を追加してほしいといったご要望はリクエストボードで受け付けています。
今後のBooT.oneの進化にもぜひご注目ください。

最後に

BooT.one 5周年記念ウェビナーは、BIMの最新動向や活用事例、そして未来への展望を感じられる充実した内容でした。これもひとえに、魅力的なセッションを展開してくださった登壇者の皆様のおかげです。改めて、深く感謝申し上げます。

そして、本ウェビナーにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
皆様の熱意とBIMへの関心の高さに、私たちも大変刺激を受けました。

髙取様からも紹介があったように、更なる機能強化や新機能の開発も予定されています。これからのBooT.oneに、どうぞご期待ください!

著者:応用技術 BIMマーケティング

Contact

ご不明な点がございましたら、下記よりお気軽にご連絡ください。