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ConnecT.one QSの体積計算検証 その2

2025.04.07

ConnecT.one QSの体積計算機能を検証(その2)

前回ConnecT.one QSの体積計算機能の数量チェックを行ってみましたが、シンプルモデルで全体を1工区として選択しました。
今回は、2つに工区分割を行って検証してみたいと思います。

前回と同じ下記のような柱・梁・壁・床の簡単なモデルで検証してみます

まず新規に工区セットを作成します。

全体を囲んだ枠線(赤枠)に

工区分割線をセットします。この縦線はX1通りから2,500mmの位置にセットしました

次へボタンを押して高さ方向の情報を与えます。今回は1層分しかないので上端はレベル2、下端はレベル1としています。工区セット名には「1階」といれました(下記画像ではまだ入っていません)

「確定し追加」ボタンを押して

工区セットの1階を選択して「次へ」ボタンを押します

対象構造物を選択して「集計開始」ボタンを押します

結果が工区ごとに分かれて出ましたが、総合計が前回計算したときと違うようです

全体での差は0.014m3 ですので、25cmの立方体ぐらいの誤差が出ています。

ちなみに工区1での誤差は0.015%。第2工区で0.025%ですが、誤差が出ているのが床と梁、つまり工区として分割された躯体ですね。

この辺りは社内に確認したところ、どうしても発生する誤差だそうです。長さ寸法値ではなく座標値が計算の基準になるようなので、手計算の結果とはどうしても異なってしまうとのこと。利用目的が生コン数量の発注という単位で考えているので、一般的に0.5m3単位での発注だと考えると、問題は無いと判断していただければと思います。

さて、工区の作り方は確認していただくことができたかと思います。工区ラインは通り芯からの寸法値入力などを正確に入れることができますし、クランクした工区割線をセットすることも可能ですので、コンクリート打設量の検算などには非常に役に立つと思います。


ConnecT.one QSの体積計算機能は理解していただけましたでしょうか?

ConnecT.one QSが持つ2つの大きな機能「足場数量拾い」と「躯体数量拾い」は、施工管理をされている皆様にはあると便利な機能かと思います。施工管理のお供にいかがでしょうか?

事例紹介
ConnecT.one QSで加速する施工現場でのBIM活用。仮設機材レンタルのパイオニアSUGIKOが描く「仮設BIM」への挑戦

仮設機材レンタルのSUGIKO様にConnecT.one QSの活用事例をいただきました。

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著者:応用技術 BIMマーケティング

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