ConecT.one QS で足場数量算出

2025.03.13

ConnecT.one QSで足場数量算出

これまでBooT.oneの次世代足場メニューを中心に仮設部材配置を紹介してきました。

今回は使用アプリケーションを変えてConnecT.one QS を使った足場材数量の算出を行ってみます。

ConnecT.one QSはnonBIMユーザを対象にAutodesk Docsのアドオンツールとして応用技術が開発したクラウドサービスです。

Autodesk docsのプロジェクトに足場モデルをアップロードして、そのプロジェクトをConnecT.one QSでアクセスしてみます。

Revitのサンプルモデル「サンプル意匠」に、BooT.oneのコマンドで外部足場を作成したモデルになります。(外部足場の作成時間は約30分)

左メニューから「足場一覧」を選択します

すると下記のようなメッセージが出てきて来ます。

モデルの解析を行っているようです

解析が終了すると左図のようなメニューが表示されます。ここで積算対象部材に「BooT.one アルバトロス」と表示されていますが、確かにBooT.oneの次世代足場ツールを用いて、アルバトロスで配置したものです。一応下記のようにアルバトロス以外の足場のメニューもそろっていますが、今回はそのまま進めます。

それでは「新規」ボタンを押して次に進んでみましょう。「フォルダ」を選択してとりあえず方角でフォルダを作ってみます。 南側立面というフォルダを作りました。

色設定は、この後出てくる対象範囲を示すボックスの色になります

南側立面というフォルダができました。

次に「新規」→「足場セット」を選択します。

「1層目」という足場セットを作りました。イメージとしては2階までをカバーするグループをイメージしています。

「次へ」をクリックすると、左側のメニュー画面が隠れて反対の左側に足場セット編集用のボタンが現れます。ここで左図の「キューブ指定モード」アイコンを選択します。(実際にはすでに選択状態になっていると思います) 先ほどの南面の外部足場をクリックします。足場以外の要素も選択できてしまいますので、慎重に足場を狙ってクリックしてください。選択できると下図のようなキューブが現れます。

このキューブを整形して、南面 1層目の足場セットを作ります。右図のような感じですね。

キューブの整形ができたら右列メニューの一番下にある青い「登録」ボタンを押して、キチンと設定を保存しておいてください。

ここで少し「コツ」があるようなので、Tipsです。

Tips:ここでのキューブの中にきちんと納まっている部材が対象部材として認識されます。モデルで、建枠を3,600で建てていると、キューブ内にうまく納まらないことがありますので、仮設計画時にどの節で切るのかをイメージした足場モデルづくりが重要です。(当たり前ですけどね・・・)

また、階段も外れがちですが、このような部材は個別指定でセットの中に組み込んでください。

実はこの時点ですでに選択した部分の足場材総重量が計算されています。 約6tonでしたので「中型トラック1台分ぐらいの手配量か~」と想像しながらキューブの形を変えて悩むことができそうです。

では同様に2層目、3層目も色設定を変えて作っておきます。2層目と3層目はほぼ同じ形状ですので、2層目の「コピー」→「上方向にコピー」というメニューを使うと便利です。

事例紹介
ConnecT.one QSで加速する施工現場でのBIM活用。仮設機材レンタルのパイオニアSUGIKOが描く「仮設BIM」への挑戦

仮設機材レンタルのSUGIKO様にConnecT.one QSの活用事例をいただきました。

全機能を試せる1ヶ月無料トライアル

「ConnecT.one QS は、本当にnonBIMユーザが使用できるのか確認したい」
「自分の業務で使えるか試してみたい」
といった方は、是非無料トライアルをお試しください。

著者:応用技術 BIMマーケティング

Contact

ご不明な点がございましたら、下記よりお気軽にご連絡ください。